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捨印の意味をご存知? [雑学]

『捨印』の本当の意味ってご存知ですか?

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例えば、家の賃貸契約や、ローンを組む時の書類などで見たこと、

実際に押したことがある方も多いと思います。

この『捨印』、実はものすごく重要な意味があるんです。

名前から勝手に「とりあえず押すもの」くらいのイメージを

持ってた方が自分も含めてほとんどだと思います。

しかし、実際に『捨印』が意味するのは

『契約書などの書類を提出した後に、相手が訂正することを承認する意思を表明するもの』?!なんですって!

つまり、

「提出した書類は提出者に確認することなく訂正していいよ。」

本来の目的としては「軽微な誤記や明らかな誤字脱字は効率も悪くなるので相手に断ることなく訂正して良いと承認を与える」

というものみたいですが、その訂正の範囲は規定されてないんですよ!!

善良な私たちは思いもつかない様な事を考える人は少なからずいるかもです。

知らないところで都合のいい様に書き換えてる可能性が少なからずあるということ。

ここまで読むと、捨印を押すと相手のやりたい放題の様に聞こえますが、

そういうわけとまではない様です。

捨印でどんな訂正でも可能となるわけではない(某弁護士談)

契約内容の重要な部分についてまで、変更する権限を与えていないようです。

もちろんですよね!!

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だって、100万円で組んだローンの金額を変えてしまったらそれはもう犯罪になりますもんね!!

契約によって発生した当事者の権利や義務と直接結びつく個所である、「契約内容の重要な部分」

が勝手に訂正できないなら安心ですね!!って簡単に考えるのも良くないみたいです。

「最終的にはケースバイケース。事案ごとの背景を勘案したうえで裁判所は判断を行う。よって、
事前の見切りが難しいグレーゾーンがどうしても残る」(同)

グレーゾーンを上手に扱う輩がいるのが今の世の中です。

契約書に捨印が押してあろうとなかろうと、契約の成否には影響しませんので、もし、後々のトラブルを避けるべく、

細心の注意を払うなら「捨印を押さない」「コピーして契約書を双方一部ずつ持つ」ことを契約の条件に据えるのも有効な方法みたいです。


この間、外資系の保険に1つ入ったんですが、印鑑押さなくていいといわれ少し違和感を

感じたくらい、日本は印鑑文化なんだなぁと思いましたが、

簡単にぽんぽん押してはいけないもんですね。。。


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